2013年02年01日 最終更新

【レビュー】アプレス こう見えても体温計 T101-01

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非常にコンパクトで携帯性に優れながらも、正確に体温を測れる体温計を紹介する。

今回紹介するのはアプレスの「こう見えても体温計 T101-01」だが、中身はアメリカの医療現場で使われているMedical Indicators社のNexTempという製品だ。
これを㈱東光社が輸入総代理店として日本に仕入れ、カード型のケース部分のデザインをノベルティ的に変更する形で変更して他社に卸しているようだ。
探せばアプレスバージョン以外のNexTempも購入できるかもしれない。

パッケージ パッケージ

パッケージは特に変わった点はない。

中には、ルーペ付きのカード型収納ケースとNexTemp本体が入っている。

NexTemp本体パッケージ NexTemp本体パッケージ

NexTemp本体のパッケージの様子。
大きめの絆創膏のような感じだ。

FDA(アメリカ食品医薬局)の承認番号、EU医療機器登録番号、厚生労働省の医療機器届出番号が記載されている。


さて、少し脱線するが、販売方法などで疑問が残ったので参考までに記載する。
少し非難・理屈っぽくなるので、そういうものを好まない方は次の写真に進んでいただきたい。

まず、NexTempには使い捨てタイプ(Disposal)と再利用可能タイプ(Reusable)の2種類が存在する。
アプレスでも東光社のサイトでも”繰り返し使える”と謳われていたので今回の商品にはてっきり再利用タイプが入っているものと思っていたが、写真の赤枠で囲われた部分には"Single-Use Clinical Thermometer"と記載されている。
確かに本体そのものは一度で機能を失ってしまうものではないし、NexTempが"Disposal"である目的も機能的なものというよりは不特定多数間での使い回しによる感染症リスクを軽減するためのようだ。
また、それを繰り返し使ったからといって直ちに健康に被害が出るものでもない。
しかしながら、"Single-Use Clinical Thermometer"を正々堂々と”繰り返し使える!”と謳うのはいかがなものか。
本体は使い捨てだが付属のルーペ付きカード型収納ケースが繰り返し使えるという意味なのか。

次にその値段である。
アメリカでは使い捨てタイプ100枚入りが13ドル程度で売られている。
一方、本商品は1本で525円である。
輸入販売には様々な経費がかかるとはいえ、1本10円のものが50倍の500円になるのは適正なのか。
ルーペ付きカード型収納ケースが価格の大半を占めるということなのか。
もっとも、他では手に入らない商品にいくら利益を乗せようが自由なので文句も言えないが、一消費者としてはどうしても”ぼったくられ感”を感じざるを得ないのである。

とはいえ、NexTemp自体は素晴らしいので、これらの点を踏まえた上で購入を決めれば良い。

ルーペ付きカード型収納ケース ルーペ付きカード型収納ケース

ルーペ付きカード型収納ケース。
このデザインが販売者(会社)によってそれぞれ異なる。

本体を取り出す 本体を取り出す

取り出し方もやはり絆創膏と同じようなスタイル。

本体 本体

NexTemp本体は、カップ付きインスタントコーヒーの紙のマドラーのようなイメージ。
素材こそ違うが、厚みや重さなどがよく似ている。

検温・表示部 検温・表示部

検温・表示部の様子。

この部分を1分間舌下に入れて計測する。
体温に応じてドットが黒く変色する仕組みだ。

35.5~40.4℃まで計測できる。

反り 反り

何かしらの意図があるのか製造上の都合なのか反り返っている。

収納する収納する

ケースにはこのように収納する。
カード型なので収納口は当然狭いが、本体もかなり薄いので挿れ難いということはない。

収納時の様子 収納時の様子

完全に収まるとこのような状態に。
本体の反りのおかげか、取り出し難いこともない。

実測 実測

実際に体温を計ってみた。

ドットが36.5℃の行の2つ目についているので36.6℃だ。
併せて手元にあった体温計で脇の下でも計ってみると36.7℃だった。
風邪気味のためか少し体温が高い。

そもそも自宅の体温計が正確なのかが疑問だが2つがほぼ同じ体温を示しているので十分に実用の範囲だ。
NexTempを使うのは出先などで応急的にという場面が多いと思うので、試しに使ってみて普段使っている体温計との差を把握しておくのがよい。

なお、脇の下に3分でも計れるとされているが本体が薄いので実際は厳しい。
丸みのある赤ん坊の体であれば脇下でも大丈夫かもしれない。

使用後はアルコールで拭くなど清潔にしておく必要がある。

総評

販売方法に疑問は残るが、NexTempそのものはとてもよい品だ。
本来は医療現場などで手軽に体温を計って使い捨てるものなのだろうが、そのサイズ・重量はパッキングサイズが気になる登山などのファーストエイドキットに入れるのにベストな一品だ。

DATA

商品名
こう見えても体温計
»メーカー製品情報ページ
型番
T101-01
メーカー
アプレス
実勢価格
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【楽天市場】 ¥360~ »商品を見る" target="_blank">商品を見る
※最終更新日時点の価格。
関連リンク
NexTemp® Thermometers(Medical Indicators, Inc)
http://medicalindicators.com/html/nextemp.html

液晶体温計・携帯体温計 NexTemp ミニチェック(株式会社 東光社)
http://nextemp.jp/

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