2013年01年23日 最終更新

イタリアン・グレーハウンド

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イタリアン・グレーハウンド 撮影者:christina様

イタリアン・グレーハウンドの起源は非常に古く、古代エジプトの墳墓からイタリアン・グレーハウンドとおぼしきミイラが発見されている程である。

古代ローマ時代の遺跡からもイタリアン・グレーハウンドの存在の証拠を示す遺物が数々見つかっており、ポンペイ遺跡にあっては鎖に繋がれたイタリアン・グレーハウンドの化石が残されている。

イタリアン・グレーハウンドはルネサンス期にイタリアを中心とした南ヨーロッパで絶大な人気を誇りつつ発展を遂げた犬種で、当時の絵画の中にも頻繁に登場する。

その後イギリスに渡り世界へ広がり、途中、小型化への過度な改良により血統としての危機などを乗り越えながら現在へ至る。

ハウンドといえばドッグレースや猟犬というようにイタリアン・グレーハウンドも例に漏れず相当な脚力を誇るが、どちらかというと愛玩犬化を目的として小型化された経緯があるので、本来はそうした用途に用いられることはない。


性格は、物静かで大人しく内気。

主人に対しては非常に忠実で甘えん坊、家族に対しても陽気で愛情深く献身的な素晴らしい家庭犬である。

一方、臆病な面も強く、見慣れないものに対しては警戒心が強くおいそれと近づこうとはしない。

少し自信のある個体なら警戒・威嚇してワンワン吠え、そうでない個体は耳を後ろに垂れ尻尾を股に挟み飼い主の後ろに隠れてプルプル震えているイメージ。

短毛のシングルコートということで寒さにもめっぽう弱いので、冬は余計にプルプルしてしまう。

飼い主がしっかりとリーダーシップを発揮し、「物音ぐらいでビビるんじゃない。俺(私)が守ってやる。」というような態度で信頼・安心して過ごせるような環境を与え、本来の美しいボディラインがシュリンクすることなく耳も脚も尻尾もピンと張って自信に満ち満ちた健康的な犬に育てたい。

抜け毛や体臭は少なく飼いやすい。


過激に動き回る割に細い脚&ブンブン振り回している細長い尻尾には見た目から不安を感じずにはいられないが、やはり骨折しやすいので特に大切な成長段階にある子犬期は十分に注意してあげてほしい。

この「イタグレと骨折問題」に関して、イタグレを飼いたい人々が背中を押してもらわんがために既存飼い主に投げる「イタグレって骨折しますか?」という質問と、この「あなたの愛犬、身体弱いですか?」と取れなくもない心無い質問に疲れ果てた飼い主から「お前らが思ってるほど折れねぇよ!」という図らずも背中を押すような回答を言い放ってしまう問答が散見されるが、やはり他犬種に比べると折れやすいことには変わりないので、イタグレを飼うにあたってはフローリングにコルクマットを敷きつめるなどの配慮を是非おこなっていただき、また、ひ弱で軟弱な可哀想な個体を増やすような悪徳業者からは手に入れないようにご注意いただきたい。

イタグレの美しさに惹かれるがイタグレ仕様の住環境は整備できないという方には、サイズは大きくなるがイタグレと変わらず美しいウィペットをオススメする。

犬種データ

犬種名
イタリアン・グレイハウンド
FCIグループ
第10グループ(視覚ハウンド)
原産国
イタリア
サイズ
体高:33~38cm
体重:3~6kg
毛質
短毛のシングルコート
毛色
ブラック、グレー、イザベラ(ペール・イエローのようなベージュ)
寿命
12~15歳
注意する病気
骨折、膝・肘関節脱臼、てんかん、眼疾患、皮膚疾患
リンク
特になし

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